腰痛が発生するまでの6ステップ

こんにちは!磐田整体ラボラトリーの土井です。

今日はまるで初夏のような暖かさなので過ごしやすい

ですが、体調的にはかなり振り回されますね( ̄▽ ̄;)

いつ衣替えすればいいの?って感じです。

 

気候の変化に体が追いつかず、風邪ひいてる人が

多いので気をつけましょう!

 

本日は腰痛発生の6ステップについてです。

腰痛に限らず体の歪みが原因で起こる症状の

多くは、この6つの流れで発生します。

 

これを知ることで予防にもつながりますので、

最後まで宜しくお付き合いください。

 

腰痛発生の6ステップ

疲労

まず疲労の蓄積こそが腰痛を起こす第一段階です。

通常であれば睡眠や食事、適度な運動によって

ある程度の疲労は自力で回復できます。

 

ところが睡眠不足や運動不足、栄養のバランスが

崩れることで疲労の回復が追いつかなくなり、

疲労が蓄積されると共にそれを庇うように

体が歪みはじめます。

 

体感としては何となく朝がツライとか、

寝ても疲れが取れない感じです。

負担のかかる前傾姿勢

疲れが蓄積すると人間は内臓への血流を最優先するため

前傾姿勢になってお腹への血流を確保します。疲れてくると

前のめりの姿勢やいわゆる猫背になるのはこのためです。

 

前傾姿勢になると視界が悪くなるので、それを補正するため

首を曲げながら視界を確保します。首に異常な負担がかかると

自律神経の働きが低下して症状が出やすくなります。

 

体感的には眠りづらくなったり、

眠気がとれない感じです。

抗重力筋の緊張

前傾姿勢がひどくなると後ろ側に引っ張り返そうとする

抗重力筋が緊張します。人間の背中側にある筋肉の総称を

抗重力筋と呼び、人間が立って生活するために必要な

筋肉が集まっています。

 

もちろん腰痛の方が痛くなる腰の筋肉もこの

抗重力筋の一部です。特にその中でも足の

”ふくらはぎ”への負担は大きく、立った姿勢を

維持する要になっているのがアキレス腱です。

 

ふくらはぎに何となく疲れやむくみ

感じるのがこの段階です。

抗重力筋の限界による全身の歪み

抗重力筋が限界を迎えると負担を分散するために

全身が歪みながらバランスをとります。

 

前傾姿勢だけでは負担が分散できないので、

左右への歪みやねじれも加わり歪みが複雑化します。

こうなると体の中のパイプである血管やリンパ管も

ねじれて体液循環も悪くなります。

 

いわゆる部分的なこり、腰痛の場合なら

腰にハリを感じる段階です。

筋肉の硬直

長期的な抗重力筋への負担と体の歪みは筋肉を

部分的に硬直させてしまいます。カチコチにこった

感じの筋肉がそれです。肩こりも然りですね。

 

このような硬直を起こした筋肉の中は極端に

血液の循環が落ちてしまうため、その部分を

使うたびに痛みがでたり、何もしてないときも

そこに意識がいってしまいます。

 

だいたい多くの方がこの段階で腰痛の

自覚症状を持ち始めます。

 

何か体を動かしても違和感があったり、

ある姿勢をとりにくい、もしくはその姿勢が

ツライ感じがこの段階です。

軟部組織の拘縮

体液の循環が滞た部分には当然ですが栄養が

運びにくくなり、その部分は新陳代謝が落ちて

劣化します。それが軟部組織の拘縮になります。

 

血液循環によって栄養が滞りなく運ばれることで、

不要になった細胞などを静脈で流し、新しい細胞を

作るための材料を動脈で運びます。

 

その流れが途絶えることになるので、その部分は

老朽化してしまい、何かの刺激が加えられた時に

破損してしまいます。

 

ひどい場合はそれが腰椎ヘルニアであったり

腰椎分離症であったり、病院で見てもらうと

一発でわかる腰痛の類です。

 

もう常に腰が痛い状態です。ま~分からない人はいないか(笑)

腰痛にならないために大切なこととは?

このような6ステップの段階を経て腰痛は発症するので、

このステップのできるだけ早い段階でケアすることが

腰痛からあなたを守るために大切なことです。

 

もう6段階までいってしまうとドボンなわけで、

治療にも回復にもそうとうな時間がかかり、

ひどい場合は仕事に復帰できないことさえあります。

 

なので理想としては第1ステップの疲労の段階で

しっかりケアすること!質の高い睡眠をとって

原八分目を心がけながらバランスの良い食事。

余裕があれば10分ほどで良いので歩いたり

運動すると血液循環がよくなり疲労がとれます。

 

最悪でも体に硬さを感じ始める第4ステップの段階では

何かしらの手当をしておくことをオススメします。

 

第5ステップにまで入ってしまうと整体などの施術でも

かなりの回数が必要になってしまい財布にも負担に

なるので、日頃から早め早めに手を打つようにしてくださいね!

 

もちろん第1~3ステップまでの状態であれば

多くの場合2~3回の整体で十分よくなりますので、

無理に無理をかさねて痛めた腰痛よりも治すのが

ずっと楽になりますし、結果的に費用も軽くすみます。

 

少し疲れが自力で取れないな~…と思うときは

かかりつけの整体師さんに相談して治療してもらうと

腰痛は必ず予防できますので心がけてください。