こんばんわ!磐田整体ラボラトリー代表の土井です。
マッサージは強めが好きですか?
それとも弱めが好きですか?
マッサージは強かろう弱かろうどちらにしても
正しい体の触り方ができていなければ効果もありませんし、
下手すると大切な患者様の体も壊しかねません。
今回は正しい体の触り方についてのお話は置いといて、
強いマッサージについて磐田整体ラボラトリーの考え方を
ブログにします。
マッサージって強くやってもらわなきゃ、
やってもらった感じがしないから強めが好き。
て人が多いですよね( ̄▽ ̄)
コレって実はとんでもなく危険です(汗)
マッサージの役割は、筋肉を揉みほぐすことで
その部分の血流を促すことです。正しくマッサージ
してもらえば、ほぐれた筋肉の中をジュワーっと
血液が流れて回復力を促します。
そこで筋肉をほぐすために強い力でのマッサージが
必要なのかどうなのか?ってお話です。
答えから言うと必要ありません!
筋肉をほぐすのに力なんてまったく必要としませんし、
強い力で筋肉を押してしまうと、筋繊維やその中の
毛細血管を破ってしまうことにつながります。
一説によると皮膚を軽くデコピンするだけでも、
その周囲の毛細血管は何十本と破れているそうです。
デコピン程度の刺激でそんなに毛細血管を痛めて
しまうとすれば、指先や肘でグリグリ強くもみほぐすと
どうなるでしょうか?
その周辺の組織を破壊していることになるのです!
ある意味にいおいては軽くその周辺組織を壊すことで
血流を促しているのですが、その血流は日常的な血流とは
違って緊急的な血流になります。
日常的な血流とは、血管の中を血液が栄養を持って流れ、
体の各部位へと栄養を運ぶ働きです。これが促進されれば
体に滞りなく栄養を送れるので健康的な状態と言えます。
逆に緊急的な血流は、血管が破れるなどの損傷を受けた
ところを補修するために材料を持って流れる血流です。
皮膚の出血でイメージしてもらえれば分かりやすいですが、
怪我して出血したところには血液が補修材料を持参して
流れることで「かさぶた」ができます。そして止血します。
強いマッサージで痛めた場合も体の中で同じことが
行われています。破れた毛細血管を塞ぐために
かさぶたができているのです。
そうなると大変!(。-∀-)
毛細血管にかさぶたができると、その血管は硬くなり
普段の血流も悪くなります。するとその部分が重たく
こったような感じになり、またマッサージでほぐしたく
なってしまいます。
いわゆる悪循環!
しかも、かさぶたで硬くなった血管はソフトな刺激では
血流が改善しにくいので、また強い力でマッサージを
求めるようになってしまいます。
コレ繰り返してるとどうなりますか?( ̄▽ ̄)
筋肉の中の毛細血管がかさぶたでカピカピになって、
筋肉全体がめっちゃ硬くなってしまいます。
セラピストさんで強もみ好きのお客さんとか
体触って異様な硬さを感じたことないですか?
特徴的には少し顔色も黒いです。
そのような方は残念ながらかなりの年月をかけて
強もみで体中の毛細血管をブッチブチに破られ
続けていた可能性が高いです。
なので皮膚への血流も同時にわるくなり、
肌色も悪いですし感覚も変わってしまってます。
少々の力では、ほぐしてもらった気になれないのです。
こうなってしまうと本来の柔らかい体に戻すまでには
時間がかかりますし、本人の努力も必要です。
一番悪いのは、患者さんに言われるがまま
強もみを続けたセラピストや整体師ですが…
やはり筋肉というものが解剖学的にどのような
構造をしてどのような状態にあるものなのかを
しっかり学んだ上で、それをイメージしながら
整体ないしマッサージしなければいけません。
磐田整体ラボラトリーでは筋組織を傷めることがない
筋ポンプ作用でマッサージします。
強もみに慣れた人が受けるともしかしたら
何にも感じないかもしれません。しかし、
毛細血管を破ることなく中の流れを確実に高めます。
そうして硬くなった筋繊維や毛細血管を元の状態に
戻さなければ、いつまでたっても強もみでしか
血流があがらず体に負担をかけてしまうことになります。
マッサージは強ければ強いほど患者さんの体に
負担をかけてしまいます。それが積み重なれば
血流障害を起こしている部分に重篤な症状を
発生させかねません。
マッサージを受ける患者さん側もその事実を
知ってもらい、闇雲に強もみマッサージを
求めないようにしてください。
あなたの健康を守るためです!
本当のことを言えば強もみでも良いのですが、
マッサージ師と呼ばれる国家資格者で相当な
ベテランの先生でも、強もみで正しく筋肉を
ほぐせてる先生は数パーセントしかいません。
激安リラクゼーションなんかでは皆無です…
また弱ければ安心ってことでもないですが、
少なくとも強いよりは壊れません。
強もみのマッサージにはまっている人は
注意してくださいね!
最近のコメント